ゴールデンウィークに入りました!
今週は最高気温が25℃を超える日が続く予報です。
季節は穏やかに移っています。

岡﨑共立病院ではツツジが8分咲き(?)になっています。

白いツツジの花言葉は「初恋」だそうです。
純白なツツジらしい花言葉ですね💖

さて、
今日は先日「アドバンス・ケア・プランニング」でお話しさせていただいたその後のエピソードです。

土曜日の穏やかな日に、1本の電話が入りました。

「Aさんが自宅で亡くなりました。ご家族が心配なので連絡しました。」

往診医からの連絡でした。

Aさんは、ご自宅で最期の時間を過ごされた50歳代の女性です。
アドバンス・ケア・プランニングを行ったときには「最期は病院で過ごす」ことをみんなで確認しました。
しかし、「本当は自宅で過ごしたい」と言う思いをかなえたいと3人の子ども達が協力し自宅で看取りをされました。
アドバンス・ケア・プランニングは繰り返し話し合いを行い、身体状態、環境の変化等により変化していきます。

亡くなられた日、長女から連絡をいただき訪問させていただきました。

「旅行に行った時には、雪の中で転んで大変だった!」
3人の子ども達家族は、楽しかった旅行のエピソードを笑顔で話していました。

「お母さんの口紅は、好んでつけていたオレンジ色にしてください」
長女はAさんに話し掛け、静かに「死」を受け入れているように感じました。

落ち着かない様子だった次男Bさん。
「(在宅介護が)これ以上長引いていたら・・・。正直限界だった。最期の時間を大切にと思っていても、仕事もあり疲れていたから十分に母の話を聞けていなかった。」
「明日には、身体はなくなってしまうんですね・・・」
ポツリ、ポツリと話して下さいました。

Aさんの家族が、Aさんの死を受容し、それぞれの生活をスタートしていくのには少し時間が必要なのだと感じました。

Aさんとの思い出を語り、自分の感情を表現し、整理する。死を受け入れ、新しい生活に向けて再出発していくために、亡くなられた後の家族のグリーフケアが大切です。
介護サービスが終了した後の家族支援について、深く考える機会になりました。

Aさんのご冥福を心からお祈りいたします。

※グリーフケア:遺族が故人への思い、死別に対する悲哀、怒りなどの悲嘆感情の過程をたどるなかで、現実と向き合い、新しい生活に向けて再出発できるよう援助すること。


外出自粛が続いています。
当センターのスタッフが担当する方から、「鯉のぼり」の力作が届きました🎏
「STAY HOME週間」自宅で出来る趣味を楽しみましょう☺

(記事担当:M)