今日はあいにくの雨模様です。一雨ごとに 気温が下がります。
中学生、高校生の皆さんは 冬服に衣替え!
季節は 秋~冬へ移っていきます。

さて、私たち地域包括支援センターでは、地域の皆さんに存在を知っていただき、活用していただきたいと周知活動をしています。
高齢者の総合相談窓口」と言われても、普通に生活されている皆さんにはピンとこないと思います。
そこで
こんな相談をいただき、当センターがこのような支援をさせていただきました
日々の仕事の中のエピソードを少しずつ紹介させて頂ければと思っています。

当センターでは、介護保険の“要支援”の認定の方の支援もさせて頂いています。
介護保険サービスを利用するためには、介護保険の申請を行い認定を受ける必要があります。
介護保険申請から認定までの流れは こちら

今回は“要支援2”の認定を受けられたAさん(70代の男性)のエピソードです。
年明けの1月初め、当センターに地域の医療機関からご連絡を頂きました。
「脳梗塞後遺症後の医療保険でのリハビリが終了になりますが、介護保険サービスのリハビリを希望されています」

介護のサービスを利用するには こちら

早速、ご自宅へ訪問させていただき、Aさんと奥様に色々お伺いしました。
昨年9月に脳梗塞を発症。入院中から一生懸命にリハビリをされ、左側に少し麻痺が残ってしまいましたが、1本杖を使って歩くことができるまで回復されました。
Aさんは「もう少し!まだ働いている妻のために洗濯を干したり、買い物に出掛けたい!」と希望されました。
奥様は「私がいない時間に転ばないか心配です」と意欲的なAさんを心配されていました。

ご自宅の環境やどのような生活をされたいのかご希望を伺い、サービスを調整させていただきます。
Aさんは「介護予防通所リハビリテーション」を週2回利用されることが決まりました。
Aさん、奥様、サービス事業所とサービス担当者会議を開催し、出席者で目標を共有します。
リハビリのスタッフがケアプランをもとに「洗濯を干す」「買い物に出掛ける」ために必要なプログラムを作成します。
具体的な数値目標もAさんと決めました。
左手の握力 20Kg以上、左足の開眼片足立ち 30秒。

月1回 電話でお話しを聞いたり、サービス事業所の状況を伺います。また、3か月に1回はご自宅へ訪問し、Aさん、奥様にお話しを伺います。
コツコツ努力された結果、目標を達成されました!

Aさんは笑顔で卒業宣言されました。
「握力も開眼片足立ちも目標達成!買い物にも一人で出掛けられるし、洗濯も干せるようになりました。」
奥様と相談され、介護保険の更新もされないことを決められたそうです。

「自立」とはどんなことだろうと、日々悩みます。
Aさんがこれからもご自宅で、お元気に過ごされることがとても嬉しく感じました。

地域包括支援センターでは、介護保険サービスを利用される皆さんの生活機能の維持、向上を支援し「自立」した生活を過ごして頂くお手伝いもさせて頂いています。

(記事担当:M)