連日、最高気温が30℃を越える毎日が続いています。
16時を回りましたが、太陽は容赦なく照り付けています🌞
今週は、熱中症にかかられた高齢者の搬送に2回も遭遇しました。
1例目 民生委員さんが異常を発見!!!
左片麻痺のあるご主人と最近物忘れが心配な奥さまの高齢者世帯。
民生委員さんが定期的に訪問し、生活の困りごとがないか気に掛けて下さっています。
訪問されたときに、「ご主人の様子がおかしい」と感じ、相談をいただきました。
地域包括支援センターには、保健師(看護師)が在籍しています。
「様子がおかしい」と感じたときに気軽に相談できます。
直ぐにスタッフが訪問。意識状態が心配されたため「119」通報。
搬送先で「重度の熱中症」と診断を受け、入院となりました。
ご主人が入院中し一人残された奥さま。
民生委員さんは、生活に困りごとがないか定期的に訪問されています。
2例目 民生委員さん、総代さんの平常時の見守りから発見!!!
日頃から、1人暮らし高齢者の声掛けや見守りをして下さっている民生委員さん。
総代さんも民生委員さんと、定期的に訪問しています。
ご近所に住む民生委員さんが、朝顔を見かけていないことに違和感があり、訪問すると家の中で動けなくなっているところを発見!
総代さんに連絡。お二人で家の周囲を確認され、ご本人の許可を得て窓から入り、安全を確保されました。
当センターに相談の連絡をいただき、直ぐにスタッフが訪問。
お話しはしっかりでき、意識もしっかりされていましたが、熱中症の兆候がみられました。
総代さん、民生委員さん、ご本人と相談し、生命の安全のために「119」通報。
搬送先で「熱中症」と診断を受け、「数日の入院が必要」と診断がされました。
自宅の戸締り等、細やかに配慮されており、市外に住む子どもさんから連絡があったと聞きました。
2事例の民生委員さんの行動の共通点は、
①「いつもと違う」という気づき
②一人で対応せず相談する
③適切に次の窓口につなぐ
④事後フォロー
「普段からのご近所付き合い」があるからこそ、気づきにつながると感じました。
「近助力」が生命の安全を守ることができたのだと思います。
総務省消防庁のHPで、8/10(月)~16(日)の熱中症による搬送人員を調べたところ・・・
急激に搬送件数が増加していました。
愛知県をみると、前年度件数が445名に対し、今年度は791名。
前年度と比較し、およそ1.8倍になっています。
そのうち高齢者が516名。65%を占めている状況でした。
また、発生場所別では「住居」が385名で、およそ半数となっています。
2事例とも、エアコンがなく、風が通らない家の中で発生しています。
生命を守るために、生活の環境を整えることも大切だと思います。
救急車の救急救命士の皆さんは、感染対策を取られ、熱い熱い家の中で汗だくで対応されていました。
本当に、心強い存在です👷
消防署の近くに位置するスクエアガーデンでは、救急車が出動するサイレン音が今年は多く感じられます。
引き続き、こまめな水分補給、エアコン、扇風機の活用など、家の中での熱中症予防対策をお願いします。
ちょっと一休み。
外を歩く時は、帽子、日傘に加え、日陰を上手く活用してくださいね。
週末には少し暑さが和らぎそうです。
暑さのピークは終わりに近づいています。もうひと頑張りです☺
(記事担当:M)