新年がスタートし、9日が経ちました。
少しずつ日常の生活リズムを取り戻されていることと思います。いかがお過ごしでしょうか?
昨日は、朝の大雨、午後の突風。しかし、気温はぐんぐん上がり最高気温は16.2℃。最高気温は4月中旬並みでした。

今日は快晴🌞 雲ひとつない青空が広がりました🎶

岡崎共立病院にひっそり咲いている花を見つけました! 花をみていると癒されます(*’▽’*)

椿でしょうか?

水仙ですね♫

週末には最低気温が0℃を下回る予想。寒暖の差が激しく、空気が乾燥しています。
手洗い、うがいに水分補給。3食の食事に十分な睡眠時間を意識して風邪、インフルエンザ予防に心掛けたいです。


さて、、、
私たち地域包括支援センターでは、地域の皆さんに存在を知っていただき、活用していただきたいと周知活動をしています。

高齢者の総合相談窓口」と言われても、普通に生活されている皆さんにはピンとこないと思います。
そこで、日々の仕事の中のエピソードを少しずつ紹介させて頂ければと思っています。

岡崎市では、75歳以上で介護保険の要介護・要支援の認定がなく、前年度特定健診未受診の方を対象に「生活についてのチェックリスト」を郵送し、返信いただいています。
私たち地域包括支援センターは2年連続未返信の方に対して、生活にお困り事がないか訪問等により様子をうかがいます。
これは、支援が必要なかたの早期発見、対応に努めるためです。

未返信の方のご自宅へうかがい、支援をさせていただいた事例を紹介させていただきます。

80代の女性のCさん。50代の息子さんと2人暮らしです。
訪問すると買い物から帰宅されたところでした。訪問の理由を説明し「生活についてのチェックリスト」をさせていただきました。
生活の様子をうかがうと「特に困っていることはない」と言われます。
しかし、「○○市の長女のところまで自転車で昨日行ってきました。」と言われたすぐ後に「息子から“危ないから自転車に乗るな!”と言われて、80歳を機に自転車は乗らなくなった」とお話しされます。
物忘れがCさんの生活に支障がないか心配したスタッフは、翌日に訪問させていただく約束をしました。
センター内で話合い、Cさんの状態を適切に判断するため2人で訪問させていただきました。

ご自宅へ訪問させていただくと、Cさんは昨日訪問させていただいたことをすっかり忘れていますが「よく来てくれたね!」とニコニコ対応して下さいます。
医療機関への受診を勧めたいと考え、同居の息子さんの帰宅時間に合わせて連絡することを説明し了承をいただきました。

Cさんとの話を終え帰路に向かうと、たまたま仕事がお休みで在宅されていた息子さんが走って追いかけてみえました。
息子さんは「買い物に行くと同じ物ばかり買ってくる。醤油なんて押入れいっぱいになっている。」「半年前に○○市の長女に会いに行くと自転車で出掛けたが道が分からなくなり警察から連絡があり迎えに行った。」等々、不在となる時間のCさんのことを心配されています。そこで、専門の医療機関の受診を勧奨し、介護保険の申請をお勧めしました。

Cさんは専門医に受診し「アルツハイマー型認知症」と診断を受け、治療がはじまりました。
介護保険の認定の結果は「要介護1」と認定を受け、担当のケアマネがCさん、息子さんと相談し、定期的にデイサービスに行かれるようになりました。
息子さんが「認知症」を理解することで治療が継続され、Cさんとの接し方に変化がありました。また、デイサービスでたくさんの方とお話しでき良い効果が出ています。
Cさんがご自宅で、これからも息子さんと一緒に生活が継続できること。とても嬉しく思います。

私たち地域包括支援センターは、岡崎市や医療機関等と連携し生活に支援が必要な高齢者の早期発見、対応に努めています。

(記事担当:M)