ガーデン通信16号はご覧いただけましたか?インタビューのこぼれ話をお届けします。
今年度お伝えしてきた、特集「リレーでつながる地域の輪」も最後となりました!
今回は城南学区福祉委員ふれあい部 部長 野々山幸世さんのインタビューをお伝えします!!
-活動内容を教えて下さい
城南学区福祉委員会で開催しているもので、年に平均6回開催しています。学区で6回と各地域で年に5・6回やってもらえるように、お願いと声掛け、協力をさせて頂いてます。
対象は60歳以上の方です。年間予定を立てて、年の初めと開催の1月前にチラシを作ってお知らせしています。
-何名くらい参加されていますか?
スタッフが10名くらいと、来てくださる方たちは30~35名くらいですね。
先月まで、コロナでずっとやれなかったんですけど、思い切ってやったんです。今年初めてを開催したんですけど、その時は50名、スタッフが10名くらいなので、40名くらいの方がきてくださって、盛大にやれましたよ
-皆さんどこも中止ばかりだったので、喜ばれたのではないですか?
はい、すごく喜んでくださってね。
-参加されている方の男性と女性の比率はどんな感じですか?
2/3が女性かな。
-どこの地域活動も男性の参加が少ないという印象があるんですが、男性が多くみえてますね!
ただ今言われるところが悩みの点で、いかに男性陣を出そうかって。どうしたら男性陣が来てくれるのかなっていう事のアンケートをとろうと思っていて「何をしたら興味が出ますか?来る気になりますか?」というようなアンケートをとろうと思っています。そうしたら男性の意見がきけるので、そのアンケートをもとに来年度の中身を考えていこうかと思っています。
-どうやったら参加しやすいかを吟味しながらやってくださっているんですね
コロナがない時は、毎年1回はバス旅行をしてたんですよ。日帰りで無理のない8時出発で、16時戻りくらいでやってたんです。けれども、コロナで出来なくなっちゃってね。
-いろいろな活動があるんですね
-活動されている中で良かったことはありますか
高齢者の方たちが、行くところが無かったので、良かったわって言ってくださること、楽しみにしてきているんだよと言ってくださること、協力してくださるスタッフが変わらないことですね。女性のスタッフが10名くらいいるんですけど、その方たちが協力的に手伝ってくださる、ずっと辞めずにお手伝いしてくださることですね。
-そうなんですね。やりがいがあって、居心地のいい会なんですね
そうなのかな、そう感じているから来てくださっているのかな。
-やりがいと感じていることはありますか?
高齢者の方たちが、行く場所がなくなってきている、介護認定も出にくくなっていることから、軽い人たちのケアができにくくなったと聞いていたので、そういう方々が出てきてくださったときにやりがいを感じるっていうか、でもそれがすごく難しくて、元気な人たちは出てこれる、元気じゃない方は出てこないので、その中間層であっても、出るのを渋る…だから、今出てきてくださっている方は元気なんです。
-そうなんですね、出てみえる方はお元気な方が多いんですね。
みなさんこの日はカラオケがある、この日は遊びに、この日は医者がある…ってお忙しいから(笑)
もうちょっとケアが必要な方たちも、出てきてくれるのと良いなあと希望であるんだけどね。
-コロナで外に出なくていい習慣がついてしまって、少しずつ活動が再開されても、出にくくなっている方が多くいらっしゃるような印象がありますね
ありますね。でもそこは何とも言えないじゃないですか。「絶対コロナは大丈夫です」とも言えないし責任は持てないので、本人が心配だから行かないって言われるとね、無理強いはできないですしね。だから、渋っている方たちは仕方がないかなっと思っています。この時期はやりたい方だけでやるしかないのかなって。
-そうですね、コロナが落ち着いたらですね!
-活動の中で大切にされている事はありますか?
コミュニケーション。それはすごく意識しています。自分が、みんなに声をかける事を意識しています。
参加されている高齢者の方やスタッフ、お手伝いの総代さんや老人クラブの会長さんとかにも挨拶や何気ない会話を意識しています。参加されている方には、スキンシップというか、肩を触って「元気そうだね」とかねそういうのは意識してやっています。
-良いですね
触られることって、いやじゃないと思うんですよ、自分もね肩に触れながら、「元気そうだね!」「顔色良いね!」って言ってもらえると「そうかな~」とか思うし、だからなるべく参加された多くの方に声をかけるように意識しています。
-皆さん喜ばれますね
帰って行かれるときのニコニコした感じをみると、「今日は楽しかったんだな」ってね。
-野々山さんご自身、はじめはお子さんたちの支援をされていらっしゃったところから、高齢者支援のお手伝いをされてるようになって、野々山さんの気持ちや生活で変わった事はありましたか?
「高齢者の」と言っても自分も高齢者なんだけどね(笑)、気持ちをね、わかるようにはなってきてるんだけど、ただ80代の人の気持ちが分からない。若い時よりも高齢者の気持ちが分かるようになってるつもりなんだけど、まだまだ自分は理解していないな~って
今の他のスタッフは50代だから、いやそこはもっときめ細かくしようよとか、自分自身でも思うのでアドバイスができるんだけど、さらにもう一つ上の年代になると分からない。そこに気が付いたっていうか、分からないってことに気が付いたかな。
だから、身近に年齢層の違う方とお付き合いが必要だなって。
-そうですよね、難しいですね
つい5年くらい前までは、自分自身も飛び回れてて、スポーツ大好きですし、子どもたちと走り回ったりできたんですけど、急にガタが来て膝が痛くなっちゃって。
やり過ぎっちゃったんだね(笑)あれもこれも手出しちゃって、でもそれが楽しくって。
-お忙しいですね!
時間ないんですよ~好きだからあれもこれもやってて
いろいろやってて共通してるのは、個人プレーじゃなくてチームプレイですね。一緒に楽しめるっていうかね。
-多世代の方と交流されているっていいですね
若い世代についていくのは大変です(笑)
色々な年代の方とお付き合いできるのは、いいですよ。
-だから野々山さんお若いんですね!!
だから地域の若い人からも挨拶してもらえるし、小さい子たちも元気をくれるんで、無理してでもがんばらなくっちゃって若さもらって、でもコミュニケーションが一番大事だなって。その喜びがあるからやりがいを感じるんだね。
-いろいろな活動をされている中でやりがいを感じでみえて、楽しんでみえていることが野々山さんから伝わってきます
さわやかサロンは楽しいから続けられる、喜んでもらえるならやろうかなっていうのがあるかな。自分が楽しくなければね。
-楽しくなければ続けられないですし、いい会にならないですね
元気と明るさだけが会の取柄というか、私の取柄というかそんな感じです。
ここに誘導してくださった先輩の部長さんにも感謝しています。
-お話をうかがっていて、会に参加できると、地域で生活しやすくなると言うか、困ったときや何かあったときに、つながりがあるのが良いなって思いました。
その流れから、たまたまそういう経験があったので、6町の中でここの町だけなかった老人クラブを一昨年立ち上げたんです。昔はあったんですけど、会長さんのやり手がなくなってしまってなくなっちゃったんです。
「このままじゃ私の居場所がないじゃん」って思って、この先老人になるんだから「老人会がないのはさみしくない?」って思って、仲のいいお友達と動き出したんです。
他の町の方がうちにおいでって言ってくださったんですけど、自分たちの行先を作りたいからって言って、町にアンケートを回して「老人会があったら入りますか?」とか「なにがやりたいですか?」とか。「あったら入ります」が結構あったんでじゃあ立ち上げようよって、でもなかなか難しくて…
そうしたら、またそんな声が上がって
たまたまミニサロンを私がやっていたんで、総代さんが「やっぱり高齢者に合った内容がいいから続けていくにはどうしたらいい?」と聞かれて、「老人会とかあればやれるんじゃないですか」って話になって、町が動いてくれたので会長さんも決まって老人会が出来て、さわやかサロンのミニサロンも町の協力のもと老人会で出来るようになったんです。
-羽根北は盛り上がっていますね!
そうですね!
-最後に座右の銘やお好きな言葉教えて下さい
「生涯挑戦」この年になって麻雀始めたり、太鼓も始めて。
ほんとに頭の挑戦で、いくつになっても挑戦しようかなって思っています。
いろいろな工夫を凝らし、地域の誰もが参加しやすい内容を考えて活動されている姿に感銘を受けました!
私も「生涯挑戦」がんばります!!
(記事担当 S)