先日のネットニュースで、母親の老人ホーム利用料に苦しんだ娘の失敗談が掲載されていました。一人暮らしの母親が脳梗塞で倒れ、突然に親の介護が必要になったという内容の記事でした。誰にも相談することもできず、また娘はシングルマザーで引き取る余裕もない状況でした。要介護認定では「要介護1」。母親の月々の年金額は12万円程度、貯金はいくらかありましたが先々の生活を考えると、入居できる施設の選択肢は限りなく少なかったのですが、何とか、介護付き有料老人ホームに入居させました。しかし、人手不足でとても安心して母親を預けられる施設ではなく、また施設が経営破綻し閉鎖に追い込まれてしまい、とても苦労されました。結果的には、要介護認定が「要介護3」となり、現在は特別養護老人ホームに入所して穏やかな日々を送っているそうです。

できれば介護休業制度を利用して、どういった介護体制がベストなのかゆっくり考えて、その後施設に入居するという道を選んでも遅くないと思いますので、介護を一人で抱え込まずに、当センターにご相談ください。

(*介護休業とは、負傷や疾病、身体もしくは精神障害などの理由から2週間以上「常時介護」が必要な家族(配偶者、父母、配偶者の父母、子、祖父母、兄弟姉妹、孫)を介護する場合に取得できる休暇です。必ずしもその家族が要介護認定を受けている必要はありません。)

今日は、有料老人ホームサービス付き高齢者向け住宅についてお伝えしようと思います。

有料老人ホームには、「介護付き有料老人ホーム」と「住宅型有料老人ホーム」があります。「介護付き」は、主に介護を必要とする高齢者が介護や生活支援を受けて居住する施設です。介護サービスは施設の職員が提供します。「住宅型」は、自立~要介護高齢者が生活支援を受けて居住する施設です。介護サービスは外部サービスを入居者が個々に契約して利用します。

サービス付き高齢者向け住宅とは、主におおむね60歳以上の自立した高齢者を対象に様々な生活支援のついた居住施設です。介護サービスは外部サービスを入居者が個々に契約して利用します。キッチンや浴室付きの建物が多く、自立の方から入居でき、安心した自由な暮らしを送るために適した施設です。

今の時代、施設入居を考えられる方が多いかと思いますが、施設入居を決める前には、必ず自分たちの目で見て、納得して入居していただけたらと思います。

施設の種類など当センターでお伝えできますので、いつでもご相談ください。

渥美半島にて、我娘が撮影しました。(*^^*)

今年も皆様にとって良い1年でありますように…。

(記事担当 H)