「偏った食生活を変えるために、お弁当を頼みたい。」

Aさん(70歳代後半の男性)から電話で相談をいただきました。

続けて、ゆっくりとお話しされます。
「妻に先立たれ、息子と2人暮らし。掃除、洗濯は何とかなるけど、料理はやったことがなくてね。」

早速、訪問し「シニアの暮らし便利帳」をお届けしました。

外に洗濯物は干されていますし、家の中は片付いています。
お困りごとは食事のことだけの様子でした。

Aさんから
「車を運転するから買い物に行ける。でもね、健康のことを考えると、出来合いの惣菜や弁当だと塩分が気になる。」
「今から料理を習いに行くのもねぇ~。」
とお話をうかがいました。

食事は健康の基本です。
毎日の食事が生活習慣病を招く可能性があります。
Aさんが気にされていた塩分の過剰摂取は、動脈の硬化が進み高血圧の原因となります。更に、夜間頻尿が引き起こされたり、食欲が過度に増進するなど、さまざまな影響が出ててきます。

日本人の食塩摂取量をみると
2018年の国民健康・栄養調査では平均9.7g/日でした。
しかし、国が目標としている摂取量(健康日本21の2022年の目標値)は8.0g/日となっています。
更に、日本高血圧学会では、生活習慣病予防のためには6.0g/日を推奨しています。

ちなみに・・・
コンビニエンスストアで売られている一般的なおにぎりでは、1個当たりの塩分が1.0~1.5gになります。
3つ食べたら、日本高血圧学会が推奨される1日分の半分程度の摂取量に匹敵します😱
高齢者向けの配達弁当は1食2.0g程ですから、ス-パ-のお惣菜から1食置き換えるだけでも1日の塩分摂取量が控えられそうですね。

健康維持のためには、毎日の食事が大切ですね。
そこで、高齢者向けの食事を提供している事業所をAさんに紹介し、お弁当を取ることが決まりました。

公的なサービスには限りがあります。
Aさんのように、民間業者を上手に活用していただくことも健康な生活を維持するポイントだと思います!

「些細な疑問」
「あったらいいな!」
そんな相談もぜひご連絡ください!
情報の提供をさせていただいたり、困りごとの解決に向け一緒に考えていきます!

今日も気温はぐんぐんと上昇💦💦💦
引き続き、熱中症の予防対策をお願いします。

花が終われば、次の生命に繋ぐ準備。
夜になると、秋の虫の声が少しずつ聴かれるようになりました。

暑い暑い夏の真っただ中ですが、自然は少しずつ秋の準備をはじめていますね😊
さぁ、一緒に暑い夏を乗り切りましょう🎶

(記事担当:M)