みなさんこんにちは。
12月になりようやく寒いなと思ったら、日中は12月と思えないような陽気な日があったり、何を着ていいのか分からず…
体調管理が大切ですね!
少し遅くなってしまいましたが、今回はガーデン通信22号こぼれ話です。
高齢ドライバーの事故のニュースを耳にすることが多いと感じています。
免許を返納したくても、住宅周りの環境や地域の特性、家庭の事情などにより、返納後の不便さが先立ってしまい返納に踏み切れないという話もよく聞きます。
運転免許返納後の代替案としても提案することのある、セニアカーがどんなものなのか、実際に試乗をしてきました!
今回ご協力頂いたのは、福祉用具を扱っているフランスベッド株式会社の森本さんです。
私自身、セニアカーは知っているし利用者の方にオススメしたりするものの、試乗したことがなかったため、思う存分試乗し色々な疑問に答えていただきました。
実際乗ってみると…
見ているより座って運転している方が、想像していたよりもスピードが速い!!
実際私の担当してる利用者さんや使い慣れた方からは「スピードがもっと早ければいいのに…」と何度もうかがっていたので、歩行者と同じだから遅いんだろうなと、そのイメージで運転を始めたんですが…
MAXの半分のスピードでスタートしたものの、首をギュイ~ンと持っていかれ、びっくりしてアクセルを離すと、ギュンと止まる感じでした。
車と一緒で「ふんわりアクセル!ふんわりブレーキ!」
練習が必要です!!
時折、セニアカーで無理な運転をしている方を見かけます
もともと、セニアカーには傾斜を感知し横転しないようにするために安全装置もついていますが、安全性の確認の為に私も無理な運転をし、安全を確かめてみました。
坂道や低い段差などを斜めに走ってみたり、勢いよく段差に侵入したりしましたが走行自体は問題なくできました。
でも!!無理な運転はやめてくださいね🎶
ここからはインタビュー形式でお伝えします。
包括「森本さん、今回は車の代替案としてセニアカーの紹介の記事を書きたいと思います」
森本さん「セニアカーは歩行車です。歩行者と同じルールで走行して下さい」
包括「どのくらいのスピードが出ますか?」
森本さん「メーカーにもよりますが、最高速度は6km/hで、歩行するスピードと同じくらいです」
包括「1回の充電でどれくらいの走行が可能ですか?」
森本さん「各メーカーによって違いますが、20~30kmの走行が可能です」
包括「それなら片道10km程度の場所には安心していくことができますね」
包括「セニアカーはいくらぐらいしますか?」
森本さん「30~40万円くらいのものが多いです。条件はありますが、介護保険を利用したレンタルも可能です」
包括「介護保険のレンタルを利用するメリットを教えてください」
森本さん「レンタルであれば、定期点検もあるためバッテリー交換や車種の変更もレンタル費用の中に含まれます。また、人や物にぶつかったりけがをしたときの保険も含まれています」
包括「保険が含まれているのは心強いですね!購入した場合はどうですか?」
森本さん「購入した場合は、車体に対するメーカー保証が1年ありますが、定期のメンテナンスはなく、バッテリーも必要に応じて買い替えになります。保険の任意の保険をお勧めします」
包括「保険の話が出ましたが、どんな事故が多いですか?」
森本さん「そうですね、今までの経験の中だと車との接触が多い印象です。店の自動ドアにぶつかって壊れしてしまったというケースもあり保険を利用して修理を依頼したことがあります。あとは脱輪による転倒です」
包括「車との接触は怖いですね。運転免許の代替案の1つですが、しっかりと歩行者として走行する事が大切ですね」
森本さん「セニアカーは歩行者なので、お店によっては乗ったままお店に入ることができるお店もありますよ」
包括「セニアカーのまま入れるところもあるんですね!」
実際に乗ってみて、思った以上に操作は簡単でしたが、上手な運転には練習が必要だなと感じました。
何を選択しても、メリットもデメリットもあります。
歩行者なので、そのままお店で買い物ができるメリットもありますが、狭い店内を自由に動くためにはテクニックも必要です。
また、歩くよりは体への負担は少なく長い距離も移動ができますが、今の暑さや冬の寒さ、雨など…気候やその日の天気に左右される乗り物です。
そういったことも踏まえ、少しでも今までの生活パターンが維持できるようにするための方法の1つとしてセニアカー考えてみてはいかがでしょうか?
(記事作成 S)