ガーデン通信14号はご覧いただけましたか?今回も特集「リレーでつながる地域の輪」のインタビューのこぼれ話をお届けします。
羽根学区の老人クラブ「柱町東楽クラブ連合会」会長の竹内久記さんと同クラブ役員の「歩こう会」係の青山尚子さんです。

ー活動内容を教えてください。

竹内さん「年8回、岡崎市内を中心に1時間~1時間半程度をウォーキングします。ウォーキングと言っても、道草などしながらの『ぶらぶら歩き』が多いです。これが歩こう会の特徴かもしれません。」

青山さん「今年で8年目を迎えましたが、初年度は年5回でしたが次第に回数が増えていき、年9回開催していました。今はコロナ禍で年8回の開催になっています。」

ー参加者は何名程度ですか。

青山さん「通常は20名程度の参加者ですが、今はコロナ禍で自粛される方もいて、10名程で開催しています。歩く速度に差がありますから、自然とソーシャルディスタンスが取れています。平均年齢は82歳なんですよ。」

ー平均82歳!みなさんお元気ですごいですね。

青山さん「歩こう会は
・ウォーキングで若々しくなろう!!
・ウォーキングで有酸素運動を!!
・健康長寿でノー介護
がスローガンなんですよ。今年はコロナもあるので『ウォーキングで免疫力アップ』も入れようかと思っています。」

ー今の時代に求められているものですね!
活動を始めたきっかけを教えてください。

竹内さん「2014年に、老人クラブで新しい企画を立ち上げようと思いまして、会員に相談したんですね。そこで青山さんがこの『歩こう会』の提案をしてくれたんです。」

青山さん「私はもともと旅行会社のウォーキング企画が好きで、色んな会社のものに参加してきました。それでウォーキングできる企画がいいな、と思ったんですね。健康にもいいということで。

ただ歩くだけではなく、色んなところをめぐる企画を立てています。」

ー岡崎市内や市外も含め色々なところをまわられていますが、企画力が素晴らしいですね。

竹内さん「企画は青山さんが中心に立ててくれているんですよ。」

青山さん「今58回が終了したところですが、過去7年間で40コースをまわっています。参加者のみなさんにも意見を聞いて企画を立てています。
市内の名所旧跡や神社仏閣や自然めぐりもしていますが、地域の小学校や銀行、診療所めぐりも企画しました。地域に住んでいても、意外と知らない場所はあります。改めて新しい発見があるので楽しいですね。」

竹内さん「南公園の梅林は恒例で行っていますが、同じ企画は少ないですね。」

青山さん「私は街が新しくなっていくのを見るのも好きなんです。新しくできていくものを見ると元気が出ます。桜城橋が建築中の時には、見たこともないような大きなクレーンが動いていて、歩こう会でみんなにもぜひ見てもらおう、と思って企画を立てました。建築中と建設後も歩きましたよ。普段の生活のなかでも、ここは歩こう会で行けるかな、なんて考えたりします。」

竹内さん「私は自然の美しいものを見ると元気が出るかな。やっぱり、感動することが元気につながるかな、と思います。」

青山さん「竹内さんは実際に歩くルートが安全かどうかの確認や公共交通機関を利用する時には時刻表の確認などをしてくださっているので助かります。」

竹内さん「事故なくみんなで行きたいですからね。みんな高齢なので(笑)」


記録写真や予定表、実績もたくさん見せてくださいました。パソコンなど事務作業は竹内さんが行われているそうです。お互い得意な事の役割分担がされているんですね。

ーやりがいと感じている事はありますか?

青山さん「参加者に企画を楽しんでもらえ、笑顔になってもらえると嬉しいです。家で孤独を感じながら過ごしている人が、外出するきっかけになっているのかなと思うので、やりがいがあるな、と思います。」


歩こう会で使われている旗を持ってくださいました。竹内さんが持っているのは会のスローガンのひとつ。ゴロが良くて私も好きです。

好きなこと、得意な事を活かし、活動されているというお話が印象的でした。会話のテンポよく、二人ともお若い!!賑やかなインタビューになりました!
お忙しい中、ありがとうございました!

(記事作成:I)