今年も暑い夏になりそうですが、みなさんいかがお過ごしですか?近年は猛暑、酷暑が続いていますね。

私たち包括スタッフは夏に高齢者のご自宅を訪問する際には熱中症対策を呼び掛けています。

また、昨年度も訪問先で脱水の疑いのある方に対し病院受診をおすすめさせていただくことが何度かあったため、熱中症についてお知らせします。

4月24日から熱中症“特別”警戒アラートの運用が始まりました。

熱中症は命に係る病態で、近年死亡者数、救急搬送者共に高い水準で推移しています。

熱中症は、5月から多く発生していて、特に梅雨明けの蒸し暑く、急に気温が高くなる時期には特に注意が必要です。

環境省と気象庁は温度や湿度などをもとに算出される暑さ指数を使ってR3年度から「熱中症警戒アラート」の運用を開始していますが、今年の4月24日から一段高い警戒を呼びかける「熱中症特別警戒アラート」の運用が新しく始まりました。

熱中症警戒アラートとは、危険な暑さが予想される場合に、暑さへの気づきを促し、熱中症への警戒を呼びかけるものです。

熱中症“特別”警戒アラートとは、過去に例のない危険な暑さが予想され、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがあるときに発表されるものです。

(環境省 熱中症予防情報サイトより抜粋)

 

「熱中症警戒アラート」は熱中症の危険性が極めて高くなると予想される日の前日17時頃、又は当日の朝5時頃の1日2回発表されます。

「熱中症特別警戒アラート」は前日の午後2時頃に該当自治体に発表されます。

テレビのニュースや環境省の熱中症予防情報サイトなどで情報を確認すると良いと思います。

(環境省 熱中症予防情報サイトより抜粋)

過去の統計を見ますと、熱中症警戒アラートはR3: 613回, R4: 889回, R5:1,232回 発表されており、今年度も増えることが予想されています。

熱中症特別警戒アラートが発表されると、今まで普段心がけている熱中症予防行動と同様な対応では不十分な可能性があります。危険な暑さから自分と周りの人の命を守る行動をしましょう。

 

以上の配信サービスで、熱中症警戒アラートや熱中症特別警戒アラートの発表の有無を受け取ることができますので、是非ご活用ください

暑さ指数メール配信サービス(熱中症予防情報サイト 環境省)

LINEアプリを活用した熱中症警戒アラート・暑さ指数の情報配信(熱中症予防情報サイト 環境省)

 

熱中症で死亡した方の約8割が高齢者と言われています。

高齢者の方は体内水分量の減少により脱水状態になりやすく、さらに体が脱水を察知しにくいため、水分補給が遅れがちです。

のどが渇く前に、定期的な水分補給をしましょう。キュウリやナスなど、水分を多く含む食材を、食事に取り入れるのもよいですね。

今年の夏も暑くなることが予想されます。熱中症に注意しながら今年の夏をお過ごしください。

(作成担当:E・I)