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入浴中の事故にご注意を!

こんにちは。寒い日が続きますが、体調はいかかでしょうか。
去年はカメムシを家の中や外出先で見る機会が多かったですが、「カメムシが多いと、寒くなる」という言い伝えは信ぴょう性が高いかもと感じてる今日この頃です。
こんな寒い日に注意してほしいのが、高齢者の入浴中の事故です。入浴中に亡くなる人は交通事故死亡者の2倍というデータもあるんです。
入浴中の事故は、急激な寒暖差によって体の不調がおきるヒートショックが原因と言われています。

ヒートショックとは…
家の中の急激な温度差により血圧が大きく変動することで失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、身体へ悪影響を及ぼすことです。暖かい部屋から、お風呂に入ろうと思い部屋を出ると、体が外気の寒さに対応しようとして血管が収縮し、血圧が上がります。しかし、お風呂に入って浴槽に浸かると、今度は浴槽の熱いお湯に対応しようとして血管が広がり、血圧が下がることになります。浴室へ向かう際に上昇した血圧が、熱いお湯に浸かることで一気に低下してしまうのです。このように、寒い日の入浴は血圧の変動を短時間に繰り返しまうことがヒートショックの原因になると言われています。
出典:「交通事故死の約2倍?!冬の入浴中の事故に要注意!」(政府広報オンライン)(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202111/1.html)

ヒートショックの症状
は、軽度であればめまいや立ちくらみ程度で済みます。その場合、動かずに安静にしていれば症状がおさまります。しかし、重度の場合には失神や心臓発作などの意識障害を引き起こすこともあります。さらに、最悪の場合には脳卒中や心筋梗塞につながるため、症状が重い場合にはすぐに救急車を呼ぶことが大切です。入浴事故は、一度発生すると、救急搬送時の9割以上が死亡または重症しやすいと言われてます

ヒートショックの予防のポイントを5つ紹介します。
1、入浴前に脱衣所や浴室をあたためましょう
2、お風呂の温度は41度以下、お湯につかるの時間は10分までを目安にしましょう
3、浴槽から急にたちあがらないようにしましょう
4、食後すぐの入浴や飲酒後、医薬品服薬後の入浴はさけましょう
5、入浴の前に同居者に一声掛けて意識してもらいましょう

ヒートショック予報も参考に

ヒートショック予報とは、「気象予測情報にもとづく家の中でのヒートショックのリスクの目安」で、日本気象協会が提供しています。リスクの低い順から「油断禁物」「注意」「警戒」「気温差警戒」「冷え込み警戒」の5段階に分かれています。 

 

 

 

 

 

(記事作成:E.I)

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